決算好調!次を担うITベンチャー企業になるか?ユーザーベース・グノシー・弁護士ドットコム

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先日不調ITベンチャーのDeNA・グリー・クックパッド・カカクコムについてまとめた記事に、50件を超えるたくさんのはてブをつけていただきありがとうございました。

不調のITメガベンチャーに対し、新興のITベンチャーとして巨大メディアを抱えるユーザーベース・グノシー・弁護士ドットコムが順調に業績を上げているようですので決算をまとめました。

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ユーザーベース決算

ユーザーベースを知っているでしょうか?IT界隈の人にはNewsPicks運営会社として、投資や経営をしている人にはspeeda運営会社として知っている人も多いかもしれません。

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まだ規模が大きくなく育ち盛りなのもありますが、売上が前年比61%増加と、大きく伸ばしてきました。特にNewsPicks事業については2.7倍へと成長を遂げています。想定になりますが、独占のタブページを作りませんか?という営業活動や、転職への誘導による売上も大きかったのではないでしょうか。
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2016年10月に上場したばかりですが、早速利益を出し始めました。speedaもNewsPicks一度入り込むと抜け出しづらいシステムですので、アップルが規約違反であることを明確にしたリワード広告のような無理な集客方法に手を染めなければ、効率的に意味のあるユーザーを取得し、営業利益率は順調に伸びていくのではないでしょうか。
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一方日別利用者数(DAU)は全体を見れば増加しているものの、会員DAUが12月に下落してしまっています。非会員DAUは順調に伸び、55万人を超えているのですが、この成長フェーズにおいて、15万人程度で会員数が頭打ちになってしまったとしたら危機となるかもしれません。施策として、非会員が見られる範囲が増えたというようなこともトライアルした可能性がありますが、そのような情報は確認できませんでした。12月はキーワードウォッチ機能やブック機能というカスタマイズ性を上げる機能拡充を行ってきていますが、その施策との因果関係が気になるところです。
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一方、有料課金ユーザーについてはプレミアムサービス(月額1,500円 / iOSアプリのみ1,400円)を利用する有料課金ユーザー数が3万人を2016年12月に突破しています。1500円という比較的高額な課金サービスで順調な伸びを示していることは期待が持てます。

月に4500万円、年間で5億4000万円の課金がされるということですので、これを原資に、質の良いコンテンツを作成することになるでしょう。

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今後さらに収益化を進め、月額5000円プランを始めるとのことです。5000円となると、日経新聞の宅配4509円よりも高額になります。果たして上回るサービスとしてどのようなサービスを提供していくのか、気になるところです。
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出典:ユーザーベース平成28年12月期 決算説明会資料
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グノシー決算

グノシーは一時期大量のCMを投下していましたが、最近はやや落ち着いているように思えます。前四半期と比較し売上117%で着地しています。他の会社で四半期を前年比で見ていますので同じように比較すると売上が195%となります。約2倍になるというベンチャーらしい伸び方をしています。
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内訳として、グノシーの広告売上も伸びているものの、他社との協業しているアドネットワークが極めて順調にのびており、四半期売上が前年同期比で399%になっています。
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そして、ダウンロード数や営業利益で上方修正を行っています。グノシー好調で2.4億円の営業利益増加、アドネットワークの好調で1億円営業利益増加、グノシーマンガ撤退で3900万円の営業利益増加等が理由となっています。

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今後はリリース6か月で146万ダウンロードとなったニュースパスのアプリのダウンロード数をTVCMやコンビニタイアップ、auショップタイアップにより伸ばしていくという。また広告事業の強化、アルゴイズムの強化を行っていくとのことです。また、出資を行って経営支援を行っているインドネシアニュースアプリのKurioを伸ばしていくとのことです。2016年11月現在111万ダウンロードからインドネシアNO1をめざしていくという。

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新規事業開発にも取り組んでおり、最安値検索アプリBazzaryや動画キュレーションアプリビデレーをリリースしています。将来の収益の柱の種まきを始めている。これらの種まき効果がどのように発揮されるかが、3年後や5年後の決算に影響を与えてくるでしょう。
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出典:グノシー2017 年 5月期 第 2 四半期決算説明資料
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弁護士ドットコム決算

弁護士ドットコムは弁護士とユーザーのマッチングを軸に展開をしています。税理士のマッチングもおこなっているのですが、フォーカスされてはいませんでした。

法律という軸でニュースサイト運営やクラウド契約サービスも提供しています。
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四半期売上は前年同期比146%になっています。弁護士の集客支援が大きなウェイトを占める一方で、個人課金でも四半期売上7600万円を計上しており、収入源の多角化で安定経営をしていくものと考えられます。

このビジネスモデルは食べログだというのはお気づきでしょうか?

もともと食べログをベンチマークしているのだそうですが、弁護士ドットコムはカカクコムからの出資を受けており、社外取締役には食べログの村上さんと元価格.comの内田さんが入っています。バランスよく成長させるいう観点でみると、ワークしているようです。
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伸びた売上を投資にも振り分けているようで、営業利益の四半期前年同期比は1.3倍となっています。登録弁護士数は12000人を突破しており、2017年の弁護士は約39000人しかいないことを考えると、既に30%を超える弁護士を囲っていることになります。

現状弁護士は増加傾向にあり、2033年には54000人を超えてくる予想があるそうですので、今後も市場が拡大しつつ、シェア率も高めていくことになります。

また、2017年2月13日のリリースによると、有料課金弁護士数が3000人を突破しましたので、課金率25%という脅威的な数です。

日経電子版の2016年6月の媒体資料によると、日経電子版の会員数310万人に対し、内、有料会員数は48万人であり、約15%となっています。toBの会員とtoCの会員では状況は異なりますが、それほどにニーズが高いサービスを提供しているということとも言えます。

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月間サイト訪問者数は774万人となりました。ヤフートピックスに載ることも多いため、波が大きいのではと考えられるが、直近1年間では概ね横ばいのように見えます。
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ユーザー向けの有料会員数については順調に推移しており、四半期前年同期比で67000人から92000人へと137%に増加しています。

概ね3ヶ月あたり2万件程度の法律相談が投稿されている状況が継続されており、ストックされた投稿資産が増えることで、課金メリットが増えてくるという、食べログと同じビジネスモデルが成立していると言えます。

新規事業として、クラウド契約を行うクラウドサインを伸ばしています。4500社で累計40000件の累計契約を突破しており、一社あたり8.9契約を実行した計算となります。

価格設定として、ユーザー1人なら月に10件まで無料で利用できるということなので、無料での利用が大半となるのではないでしょうか。人件費、郵送費、印紙代などを合わせると、数千円にも上る契約関連費用が浮くことを考えると、利用しない方が非合理的と言えるかもしれません。
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出典:弁護士ドットコム.2017 年 3 月期 第 3 四半期決算説明資料

まとめ

今回は、売上や利益の規模がまだそこまで大きくないものの、軸を持ちつつ多角化を進め、成長と収穫と種まきを順当に進めている参考にしたい優良企業の決算をまとめました。

ユーザーベースは経済を軸にしてtoB向けのspeedaと、toC向けのNewsPicksを運営しています。グノシーはキュレーションのテクノロジーを軸にメディアをまとめ、広告をまとめ、ECをまとめ、動画をまとめています。弁護士ドットコムは法律を軸に、弁護士の集客支援と個人の法律相談、企業の法務や契約支援と広がっています。

前回決算を紹介したDeNA、グリー、クックパッド、カカクコムは規模感や内容が違いますので単純比較はできません。DeNAはビッダーズというオークションからはじまり、ゲームを始めると急速な拡大をしました。そこで得られた収益で旅行、小説、野球、マンガ、自称キュレーションプラットフォーム、自動運転と拡大し続けてきました。一方カカクコムは比較という軸で製品・サービス・外食・不動産…と拡大し続けてきました。クックパッドは今も料理・レシピを軸にしています。一時おでかけや結婚など女性の生活全般にシフトしましたが、社長が穐田さんから佐野さんに戻ることで、創業時の軸の料理・レシピに戻りました。一つの軸で一定程度まで拡大すると、多角化によるリスク回避が必要になるのかもしれません。

今後、ユーザーベース、グノシー、弁護士ドットコムがどこまで拡大していくか楽しみです。

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