メルカリの闇。現金出品マネーロンダリング、本のフリマ メルカリカウル…全部まとめ

%e3%83%a1%e3%83%ab%e3%82%ab%e3%83%aaメルカリの話題が尽きない日々が続いています。未上場で時価総額が1000億円を超えるスタートアップのことをさすユニコーン企業と言われているメルカリに一体何が起きているのでしょうか?フリマアプリの元祖フリルにまで遡っていろんなところに散在している話題を全部盛りでまとめたいと思います。

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フリマの歴史と市場規模

フリマとはフリーマーケットの略で、Flea market(蚤の市)を意味しています。Fleaと表記するものであり、Free market(自由なマーケットや無料マーケット)という意味ではありません。フリマはヨーロッパで始まりましたが、ノミがついていそうな衣服が売られていたからという話を聞きます。捨てるよりは使える人に長く使ってもらおうというようなヨーロッパの考え方がフリマの原点とも言えるでしょう。
そして、その後アメリカのオイルショックにより、ガレージセールの派生系のような形でフリーマーケットが開催されています。日本でも1979年に日本フリーマーケット協会がフリーマーケットを開催しています。
参考:日本フリーマーケット協会

リユース市場規模については平成27年の環境省の調査によると3兆1千億円と見込まれており、フリーマーケットやバザーで購入が161億円、フリマアプリで購入が492億円となっている。インターネットオークションで購入が5,750億円、リユースショップの店頭で購入が1兆9,518億円ということを踏まえると、まだまだ伸び代があることが考えられます。
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出典:環境省調査 平成27年リユースの市場動向調査結果(暫定版)

しかしながら平成28年の経済産業省の調査によると、フリマアプリ市場は3052億円と推計されている。1年間の差があるものの、調査方法によって、また省庁によってオーダーが変わるほどの差分が出るのが不思議ではあるものの、とにかく大きな市場規模ということには変わらないだろう。

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出典:平成 28 年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備

なお、東洋経済については経済産業省の統計を根拠にリアル店舗の不振に言及している。

これまで業界では、実店舗で日用品が売買され、ヤフオク!などネットではコレクション性や趣味性があり、高値で売買されるものが中心となるため、両者はすみ分け可能だとみられていた。実際、1999年にサービスを開始したヤフオクは取扱高8966億円(2016年度)を誇るが、その間リユース業界も拡大を続けてきた。

ところが、13年にメルカリがサービスを開始すると市場は一変。冒頭のように高値で手軽に日用品を売買できることが若い女性を中心に支持を集め、メルカリの取扱高はわずか3年で推計年間1200億円超に成長、フリマアプリ市場も3000億円(2016年、経済産業省推定)に達した。

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参考:「メルカリに食われる」、リユース業界の悲鳴 大手チェーンが軒並み前年割れの危機

元祖フリマアプリ fril(フリル)の存在と、楽天による買収

今となってはメルカリはフリマアプリの大御所のような存在となっていますが、もともとフリマアプリはFril(フリル)というアプリが元祖と言われています。しかし後発となったメルカリが手数料無料でユーザーを伸ばし続け、2017年4月時点で「ダウンロード数は日米合算6,500万」と公表しています。

一方、元祖フリルは当初大きな出資を受けるわけでもなく、手数料をはじめから取りながら、CMを打つこともなくユーザーを伸ばしていました。2014年9月時点のダウンロード数は200万件弱、月間の物流総額5億~10億円のあいだとなっていました。2014年9月にクックパッド、コロプラ、ジャフコから10億円調達を受け入れ、CMを開始し大きく流通額を伸ばすに至りました。
(参考:techcrunch.com)

さらにその後2016年9月に楽天に買収されましたが、そのタイミングでは、ダウンロード数500万。楽天もラクマというフリマアプリを運営しており、そこと合わせると月間流通総額は合計で数十億円規模になっていたそうです。さらにその後、2016年10月31日に楽天スーパーオークションを閉鎖してラクマに統合しています。
(参考:楽天プレスリリース

後発フリマアプリ メルカリの成長の始まり メルカリ調達一覧

メルカリの人材獲得はリファラル採用を中心に進めており、実際に優秀な方を集めている企業と言われています。まる丸一日従業員が二つのブースでトークするイベントを開催したり、海外に行けるインターンシップを取り入れたりと、人材獲得にきちんとリソースを割いているのが印象的な企業です。

そこまでの余裕を出せるのは、非常に多くの出資を受けているからと言えるかもしれません。

出資を受けた総額は126億円にものぼります。始めはエンジェル投資家の松山太河さんから5,000万円を調達。そのあと2013/8にユナイテッドから3億円を調達しています。
(参考:ユナイテッドリリース

2014/3には14.5億円をグローバル・ブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ(ITV)、GMOベンチャーパートナーズ(GMO-VP)などから調達しました。同じタイミングで元ミクシィ取締役の小泉文明氏が取締役に、GCPの高宮慎一氏が社外取締役に就任しました。
(参考:techcrunch.com

2014/10には23億6000万円を調達しています。既存株主であるグローバルブレイン、グロービス・キャピタル・パートナーズ、GMOベンチャーパートナーズ、East Venturesのほか、新たにWorld Innovation Lab(WiL)から出資をうけたことで、アメリカ進出へも勢いづくことになりました。
(参考:cnet

2016/3に既存株主のグロービス・キャピタル・パートナーズ、World Innovation Lab(WiL)、グローバル・ブレイン、そして、新規株主として三井物産、日本政策投資銀行、ジャパン・コインベスト投資事業有限責任組合から84億円の調達を受けています。
(参考:thebridge

もちろん、UXがわかりやすく、手数料が当時無料だったり、CMで認知が多いということにより、他社の追随を許さないということもありますが、これらは多額の資金あってのこととも言えるかもしれません。

メルカリの再成長への挑戦1 ジモティーへの対抗馬メルカリアッテ

地域に根ざしたフリマアプリとして、2016/3に子会社のソウゾウがメルカリアッテをリリースしました。ジモティの方に聞くと、将来目指す方向が異なるので厳密な競合では無いそうですが、ユーザーからするとあまり変わらないかもしれませんね。

メルカリアッテはリリース時にメルカリからポイント付与によるインストールを促しユーザーを増やしていきました。ネット界隈ではマグロ漁船に乗るバイト募集や陰陽師を探している投稿、出会い系利用も話題となりました。

メルカリ ゲームアカウント売買容認による炎上

ゲームアカウントの売買はゲームサイト側が禁止していることも多いですが、メルカリではユーザーの要望の増加から、サイト側が許容している場合には、出品を許容する姿勢に変化させています。ネット上では驚きや避難の声が上がっていました。

メルカリ チケットキャンプへの対抗馬チケット売買への参戦

さらにはミクシィ子会社となったチケットキャンプはチケットの中古売買とコンテンツマーケティングでユーザーを伸ばしており、追いかけるようにメルカリでもチケット売買も許容するようになりました。

一方で楽しみにしていた方にとっては複雑な心境のようです。

一方最近では、ぴあが運営会社となり、一般社団法人日本音楽制作者連盟、一般社団法人日本音楽事業者協会、一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、コンピュータ・チケッティング協議会が公式で定価でチケット二次流通を行うことができるサイトを2017/5/10にプレオープンしました。ぴあは4月に発注先業者が個人情報をシステムログに残してしまうというミスによる個人情報流出事件をおこしており、安全性に不安が残るものの、2度目のミスはないようにしているとも考えられるため、今後を注視したいところです。
出典:チケトレ

メルカリに現金出品でマネーロンダリングの温床に?

2017年2月にメルカリでは希少な穴ずれ硬貨などを出品したいという声に基づき、現行現金出品を許可する方針へ転換しました。

すると、メルカリに現行現金を通常価値を超えて出品する人があらわれました。

消費者金融は利率上限の規制が厳しくなった影響でリスクが高い人が短期的な資金を調達するのが難しくなっており、そのニーズに応えたともとれます。。5万円が5万9500円という暴利ではありますが、それでも欲しいという人がいたということになります。

一方で、マネーロンダリングの疑念が付きまとうことにもなります。例えば3億円事件の盗まれた現金は、金融機関にその現金が渡れば発覚することになると思いますが、メルカリを通じてしまえば発覚は難しくなります。

クレジットカード現金化によるマネーロンダリングの恐れがあるということで非難の声が高まり、方針を変えて2017/4/22現行現金出品が禁止となりました。

メルカリ現行現金出品禁止と対抗した いたちごっこ

その後ネット上ではお祭り状態になっていました。

2017/4/24には現金規制により、チャージ済みsuicaが出品されました。その後、マネーロンダリングにつながると販売が削除されました。

2017/4/24には三点取引によりパチンコ業界が賭博の法をかい潜る手段に使われるパチンコ特殊景品が出品されました。同じく、マネーロンダリングにつながると販売が削除されました。

2017/4/25には現金出品規制があったことを受け、お札を折り紙として魚の形にしたお魚のオブジェが出品されました。

2017/5/1には妊娠菌という妊娠しやすくなるという医学的根拠のないお米が出品されました。しかしなかなか妊娠できない方にとってはシビアな問題であり、反発は大きくなり、テレビのニュースにも度々取り上げられました。

2017/5/2には現金がトレーディングカードという名称で出品されました。

2017/5/2には払い戻し可能な切符が出品されました。

2017/5/8には小島よしおさんが2万円で販売され、小島よしおさん自身のツイッターで紹介しています。そこに対し、安すぎるとの声や、2万円の価値なんてないなど様々な声が返信されています。

2017/5/8にはニュートリノ、パワーストーン、ショルダーバックがキャッシュバック付きで販売されていました。

「万が一液中にニュートリノが確認できない場合、手数料3500円を引いた1万円を返金いたします」
「ニュートリノは非常に扱いづらく、残念ながら現在の技術では返金となるケースが少なからずございます。しかしご安心下さい。コストカットの為、返金分はあらかじめ商品に添付いたします」

他にも、パワーストーンやショルダーバックがキャッシュバック付きで出品されていた。

出典:blogos

メルカリの法務担当求人は火中の栗

メルカリの法務担当をものすごい募集しているという話が話題になっていますが、メルカリは複数の職種を募集しており、法務についてはwantedlyで2月頃にはすでに募集をしているようでした。ですので、今回の件での募集と言うよりも、単純に業務が多いので募集をしているということかと思います。

テーマは業務改善と内部監査!メルカリ役員&法務Mgrと朝食しませんか?

出典:wantedly

どうやら年収1000万円から1200万円のレンジでエージェント経由の求人情報があるようですので、弁護士等法律に詳しい方は応募してみても面白いかもしれません。

メルカリの再成長への挑戦2 社長山田進太郎の交代と海外へのリソース投入

オークションの魅力を学生時代に感じ、海外でも可能性を感じ、日本でもフリルが伸び始めており、その中で事業を開始させて先行投資を存分に発揮して伸ばしてきたメルカリですが、社長の山田進太郎さんは会長となり、取締役の小泉文明さんが社長に就任しています。

株式会社メルカリは、創業者であり、代表取締役社長である山田進太郎がグローバルでの成長を加速させるために
代表取締役会長兼CEOに就任し、取締役である小泉文明が取締役社長兼COOに就任することをお知らせします。
今後も、メルカリのミッションである「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」ことの達成に向け邁進してまいります。

山田 進太郎プロフィール】
早稲田大学在学中に、楽天株式会社にて「楽オク」の立上げなどを経験。卒業後、ウノウ設立。
「映画生活」「フォト蔵」「まちつく!」などのインターネット・サービスを立上げる。
2010年、ウノウをZyngaに売却。2012年退社後、世界一周を経て、2013年2月、株式会社メルカリを創業。

【小泉 文明プロフィール】
早稲田大学商学部卒業後、大和証券SMBCにてミクシィやDeNAなどのネット企業のIPOを担当。
2007年よりミクシィにジョインし、取締役執行役員CFOとしてコーポレート部門全体を統轄する。
2012年に退任後はいくつかのスタートアップを支援し、2013年12月株式会社メルカリに参画。
2014年3月取締役就任、2017年4月取締役社長兼COO就任。

メルカリの再成長への挑戦3 本のフリマ ブクマ!への対抗馬 メルカリカウル リリース

フリマアプリも特化型が増えて来ている。オタクに特化したアニメのフリマアプリ オタマート、ファッションに特化し閉鎖が決まっているZOZOフリマ、同じくファッション特化フリマアプリのイマギ!、子ども用品のフリマアプリのフリママ、自動車フリマのセルシ、知識スキルのフリマアプリのココナラ、チケットのフリマアプリのチケットキャンプ、バイクフリマアプリのRIDE、ゴルフのフリマアプリのgolfspot、価格.com連携のフリマアプリのフリマノ、直近ではノジマが家電製品特化のnojima フリーマーケットをリリースしている。

メルカリはメルカリアッテの次にメルカリカウルをリリースした。メルカリカウルはエンタメ特化型のメルカリとなっている。メルカリカウルをインストールしたところ、すでに多くの本、CD、DVDがたくさん出品されていました。

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まとめ

アップトーキョーによると、メルカリはAppleやGooglePlayが認めていないリワード広告を出稿しているアプリであるということを公表しています。リワード広告によるブーストはアプリプラットフォームとしては禁止しており、ロジックとしてもランキングの上位にこないように改修がされています。ダウンロード数は引き続き伸び続けていることになっています。もちろん知名度は向上しており、ダウンロード数やユーザー数も伸びているものの、頭打ち感が出てきているとも考えられます。

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出典:アップトーキョー

フリマ市場の動向から、メルカリの出品問題、他社の状況までまとめてきました。はたして今後、利用者はどんな出品をし、メルカリはどのようなサービスをリリースしていくのでしょうか。

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