2016年12月20日、ばんせい投信投資顧問株式会社は商号をTORANOTEC投信投資顧問株式会社に変更し、資産運用のアプリ開発・運営を行うフィンテック企業として2017年春に新しい資産形成サービス・アプリ「トラノコ」をリリースすることを公表した。
「トラノコ」は、クレジット・カードやデビット・カード、公共交通機関共通乗車カード等から日々のお買い物の購入額を集積し、おつり相当分を投資に回すアプリとなる予定だ。TORANOTEC投信投資顧問株式会社は、世界水準の運用チームにより、高品質のアクティブ運用をしていく。
TORANOTEC投信投資顧問株式会社はニッセイ・キャピタル株式会社、株式会社セブン銀行、株式会社リアルワールドから出資を受けている。
出典:プレスリリース
公式サイト:トラノコ
同様のおつりから投資を行えるアプリについては、ウェルスナビも2017年春リリースすることを2016/12/14に発表を行っている。ウェルスナビはロボットアドバイザーによる投資サービスとして、すでに三菱UFJキャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルなどから約21億円を調達している。
また、2016年8月31日にロンドン発FinTechサービスMoneyboxがお釣りによる投資アプリをローンチ済みとなっている。
2014年10月には同じ思想でアメリカのスタートアップによりAcornsがリリースされ、2015年4月時点で38億ドルの出資を受けたことも明らかになっている。さらには楽天やPayPalから33億ドルの追加出資を受けた話もあり、小口投資アプリが活性化している。
フィンテックにより、小口の投資が広がることにより、日本の現金預金信仰が解かれ、経済活性化への道筋を描くことになるかもしれない。
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