マーケティングプラットフォームb→dash運営のフロムスクラッチ、第四次産業革命に向けたAI強化等を目的に32億円調達

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フロムスクラッチ社より人工知能関連のプレスリリースが届きましたので、ご紹介します。金銭授受はないため、ネイティブ広告ではありません。

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フロムスクラッチ32億円調達のプレスリリース

フロムスクラッチは株式会社産業革新機構、Rakuten Ventures Japan fund、既存株主などを割当先とする第三者割当増資等により、総額約32億円の資金調達を完了したことを公表しました。
これまでに、Draper Nexus Venture Partners、伊藤忠テクノロジーベンチャーズや電通デジタル・ホールディングス、グローバルブレイン、日本ベンチャーキャピタルらから約13億円の資金調達を実施しており、「b→dash」をリリースした2014年10月以降の累計調達総額は約45億円となりました。
ビッグデータの取得・統合・活用を高速処理し、第四次産業革命時代に適合するするマーケティングプラットフォームとして、フロムスクラッチでは人工知能技術を活用していくとのことです。

b→dashの特徴とは

b→dashの特徴として、データ取得統合、クロスチャネル、広告投資最適化、簡単操作、サポート、そして人工知能があげられています。その中で現状のマーケティングの人工知能活用はオペレーション自動化、収益予測、施策最適化が実装されています。
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画面イメージ出典:公式サイト

広告運営のなかで、アドワーズの機能やフェイスブック広告にもそれぞれの広告出稿における自動最適化機能はありますが、これはあくまでも管理ツール内の機能です。b→dashのようなマーケティングプラットフォームを活用することで、異なるアドネットワークのディスプレイ広告(バナー広告等)を束ねて配信するDSP(Demand Side Platform)や、アドワーズ広告などのクリック課金広告(PPC広告)などを、広告のコンバージョン単価(CPA)、購入数(CV数)、顧客生涯価値(LTV)、投資対効果(ROI)を容易に比較し最適化することが可能になります。

b→dashのマーケテイングプラットフォームとしての活用は、集客の最適化だけではありません。その効率化のためにその広告の遷移先となるランディングページの最適化(LPO)を行うことができたり、複数の文章や見た目を同時にユーザーに使っていただき数値を比較するA/Bテストをメールやサイト上で行うことができたりします。LPOのために地域別、流入元など複数の条件で表示を変えることも可能です。また、レコメンドエンジンの活用などによる関連購買の向上によるLTVを高めることも可能です。

b→dashの提携先・採用企業

2016年8月には名刺管理サービスのSansanや管理ツールkintoneとの連携を発表し、2017年1月にはNTTドコモが導入を決定しています。下記は公式サイト記載の取引先例です。
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b→dashは日本のCMOに。

このツールを使っているかどうかはわかりませんが、LPOの具体例としてリクルートの不動産サイトSUUMOでは2度目のアクセス時には自分の選択した都道府県がトップページとして表示されるなど、各社LPOにより成果向上を図っています。A/Bテストの具体例としては、入力フォームの項目を入力しやすい選択式設問を上にし、文章を任意にすれば完了率が上がることや、ボタンの色をサイトに馴染ませたり、逆に馴染ませなかったり、青色に変えたりすることで完了率をあげることなども言われています。

しかし、十分なリソースがない企業にとってはA/Bテストをする余力はなく、行えていないのが実情ではないでしょうか?そのような中で、集客はベンダーAに、改善コンサルはコンサルBに、運用コスト低減のために派遣社員Cを雇って、売上向上のためにレコメンドエンジン入れるためにシステム会社Dに依頼して・・・となると、どうしても直接的なコストだけでなくコミュニケーションコストもかかってしまいます。本来これらのような一気通貫した施策をCMOが統括することになります。WEBサイト「日本の成長企業」のインタビューの中でフロムスクラッチの安部泰洋代表取締役は

有力企業の95%にCMOというポジションが存在するのです。一方で、日本は5パーセントくらいにしかCMOがいません。そのような背景を受けて、私たちは、B→Dashというサービスの開発をしました。

と答えています。すなわちマーケテイングプラットフォーム「b→dash」は日本のCMOになろうとしていると言っても過言ではないのではないでしょうか。経済紙のForbes JAPAN1月号でスタートアップ有望株7社として二度目の掲載があったフロムスクラッチに今後も期待していきたいと思います。

b→dash公式サイト

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