2017/1/1より、省令が改正され、0201~0203、0205~0209で始まる8000万の電話番号がIoT機器に使用できるようになりました。これに伴い、ドコモ、ソフトバンク、auもリリースを出しています。
具体的には、電気通信番号規則が改正され、第一種指定電気通信設備との間で呼の接続を行わないこと、電波法に基づく基地局の無線局免許を有することを条件に、0201~0203、0205~0209で始まる8000万の電話番号がIoT機器に使用できるようになりました。
出典:総務省報道資料
第一種指定電気通信設備とは
第一種指定電気通信設備とは詳細に説明すると、以下のような図に示すことができるそうですが、正直なんのことを言っているのかよくわかりません。基本的に第一種指定電気通信設備は固定系の回線、第ニ種指定電気通信設備は移動系のことを指しているそうです。いわゆるケータイ番号的な使い方で使ってねということを示しているようです。
出典:NTT東日本
IoT端末の番号は8000万で足りるのか?IoT端末の予測数
2020年の予測をガートナー、インテル、シスコシステムズ、マイクロソフト、IDCが出しています。その内容をniftyがまとめていましたので紹介します。その結果は、300億個~10兆個の間という結果になっています。世界での数なのですべてが日本で消化されるわけではありませんが、今後この程度の数が増加することを考えると、番号の桁数が増える日が来るのもそう遠くないかもしれません。
- ガートナー:米調査会社。2009年時点でインターネット接続デバイス数はPCやスマートフォン、タブレット端末をメインに約25億個と分析。2020年には、コンピュータ以外のデバイスが急増し、300億個以上と予想。
- インテル:2020年には確実に500億のデバイスと予想。自動車、工場設置機器、医療機器などが主。
- シスコシステムズ:2020年には500億台のデバイス、IoE(Internet of Everything)の時代へ突入と予想。
- マイクロソフト:2008年にはデバイスは世界人口と同じ70億個程度だったのに対し、2020年には10兆個になると分析。
- IDC:2020年までに自律的に接続されるデバイスのエンドポイントは300億台と予測。
IoTの今後
これまで、IoTのプレスリリースをご紹介してきた。たとえばIoTで落とし物発見したり、IoTで生産性を高める空間づくりをしたり、IpTでトイレの空き状況や駐車場の空き状況を知ったり、といった具合だ。今後、世の中のあらゆるものをインターネットと連動させることにより、今まで分からなかったリアルタイムの状況をオンラインでチェックして、それをビッグデータとして、AIで解析していくことが普通の世の中になるでしょう。大企業の進出も多く出始めていますが、ベンチャー企業でも同じ土俵で戦ったりあるいは大企業とベンチャーの合弁企業立ち上げを行うことで技術革新を進めたりということも今以上に増えていくでしょう。楽しみですね。
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