高級バッグシェアのラクサス(laxus)が実店舗出店。ネット事業者のオフライン進出が止まらない

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日本最大バッグシェアサービス「ラクサス」が丸井グループとの事業提携強化により、有楽町マルイに12月2日(土)・3日(日)、新宿マルイ 本館に11月25日(土)・26日(日)、12月9日(土)・10日(日)の日程で出店を行います。ラクサスは2017年4月に丸井グループから出資を受けており、丸井グループのクレジットカード「エポスカード」や、小売店舗「マルイ」「モディ」を通じて取り組みを行ってきています。

実店舗への進出により、オンラインのマーケティングでは接点を持つことができていなかったユーザーとの新たな接点を創出することになります。最近のインターネット事業者のオフライン進出の3つの事例とともに深掘りしてお伝えします。

出典:プレスリリース、画像はインスタより

日本最大バッグシェアサービス「ラクサス(laxus)」とは

ラクサスは、ラクサス・テクノロジーズ株式会社が運営する20,000個ものバッグがカンタン使い放題となる高級バッグのシェアリングサービスです。取り扱いブランドが大変豊富です。

日経新聞の中四国版2017年11月8日版によると、2015年にリリースしてからアプリダウンロード40万件、有料会員数が1万3000人に上るとのこと。単純に試算すると、1万3000人のユーザーが月額6800円を支払っていれば、8840万円の売上規模と言えます。成長中のサービスであり、単純に年商に置き直すのは適切ではありませんが、単純に12倍すると10.6億円相当の規模に成長していると考えられます。

また、同記事内では、2019年度に上場を目指すという児玉社長の発言もみられたようです。

  • 「ラクサス(laxus)」の価格:月額6,800円
  • 取り扱いバッグ点数:52ブランド・20,000個(2017年10月時点)
  • 利用期限:無期限

現在の取扱ブランド(2017.11.20)

ルイ・ヴィトン、シャネル、エルメス、グッチ、プラダ、ミュウミュウ、ボッテガ・ヴェネタ、セリーヌ、クロエ、ゴヤール、バレンシアガ、サルヴァトーレ・フェラガモ、フェンディ、ロエベ、カルティエ、ブルガリ、ディオール、クリスチャン・ルブタン、サンローラン、ステラ マッカートニー、ヴァレンティノ、ジバンシー、エトロ、バーバリー、マルニ、ベルサーチ、ケイト・スペード、トリー バーチ、マルベリー、アンテプリマ、フルラ、ドルチェ&ガッバーナ、マンサーガブリエル、マーク BY マーク ジェイコブス、マイケル・コース、コーチ、エミリオ・プッチ、トッズ、エムシーエム、バリー、イッセイミヤケ、ラルフローレン、サマンサタバサ、サマンサベガ、ジミーチュウ、ヴィヴィアンウエストウッド、ティファニー、ヴァレクストラ、ザネラート、メゾンマルジェラ、ジェイアンドエムデヴィッドソン、アニヤ ハインドマーチ

出典:ラクサス公式サイト

ラクサスとマルイのコラボイベントの概要

マルイで行われるラクサスの期間限定出店については、マルイの公式サイトから確認できます。入会特典として割引コードを使えることと、エポスカードの優待クーポン、ポイントアップが得られるとのこと。

〇ラクサス新規ご入会特典
ラクサスポイント10,000円分+2,000円分(イベント当日貰える紹介コード入力)をプレゼント
エポスカードのご入会および、ラクサスでのご利用を伴う特典をご用意しております。
〇エポスカード新規入会特典
「店舗の入会特典(マルイで使える2,000円分のご優待クーポン)」
に加え、イベント当日ご入会のお客様に
「ラクサスご利用料金が最大4ヶ月間20%オフ」の特典をプレゼント!
※イベント当日、店舗で新規発行いただいたエポスカードでのお支払が対象となります。
〇ご利用特典
エポスポイント通常より3倍プレゼント
※ラクサスでのエポスカードクレジットご利用が対象です。
※エポスポイントはマルイのショッピング割引や、商品券・ギフトカードと交換できます。

出店:マルイ公式サイト

ネット事業者のオフラインへの出店事例

最近ネット事業者のオフラインの期間限定店の出店や常設店の出店が目立つようになってきています。具体的には、グーグル、アマゾンと言う外資系の巨大IT企業の他、日経のベンチャー企業でもエアクローゼットやセブンドリーマーズ、楽天などにおいても出店がされています。

ネットによるマーケティング費用の高騰や、ネットでは簡単に訴求できない価値の浸透を狙ったものと考えられます。各社の概要についてをご紹介します。

グーグルスマートスピーカーのドーナツ無料配布

グーグルはGoogleアシスタント搭載のスマートスピーカー「Google Home Mini」の告知イベントとして、2017年11月8~13日に表参道に「Google Home Mini ドーナツショップ」をオープンしていました。

イベントではスマートスピーカーを体験した人にGoogle Home Miniに似せたドーナツがもらえる他、ドーナツではなく、Google Home Miniがもらえるかもしれないと言うガチャの機能ももたせていたため、長蛇の列をなしていたそうです。

アマゾンバーによる、人工知能と酒類豊富という告知

アマゾンジャパンは2017年10月20日~29日に銀座に「アマゾンバー」をオープンしていました。
ユーザーが6つの質問に答えるとユーザーの気分に合わせたワインやカクテルをレコメンドし、注文する場合には、カウンターで料金を支払う流れとなっていました。アマゾンの店内には5000種類のお酒を展示することで、お酒を買うのもアマゾンで!と言う告知効果も合わせて生みだしていたよう。

日替わりのイベントも行っており、アマゾンユーザーは、ここぞとばかりに行列をなし、3時間もの行列となっていた模様。行列に関しては、テクノロジーで解決するよりも、告知効果を高める意味でもそのままにしていたのかもしれません、

エアクローゼットのオフラインコーディネート店

ファッションレンタルに新風を起こしているエアクローゼットもオフラインでスタイリストによるコーディネートをしてもらえるリアルショップをエイブルと共同設置しています。エアクローゼットはユーザーの選好情報を活⽤し、パーソナルスタイリングサービスとして特許取得も済ませており、最近ではファッションECの新しい形として、ファッションスタイリングサービス『pickss(ピックス)』を開始しています。pickss(ピックス)は5点のコーディネートされた衣服を受け取り、好きなものだけ買取り、あとは返却すると言う仕組みとなっています。

貸し出すだけではなく、店での体験や、新しい購買体験を通じてファッションの新しい価値を創出しています。

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-7-15

インターネットサービス事業者の集客手段の変化

これまで、インターネットサービスは、

  • バナー広告
  • リスティングのようなクリック課金広告
  • フェイスブック広告・ツイッター広告・インスタ広告・LINE広告のようなSNS広告
  • ユーチューブ広告
  • UUUMのようなユーチューバー事務所に動画を制作してもらうネイティブ広告
  • クラシルやデリッシュキッチンのような分散型メディアへのブランディング広告
  • グノシーやスマートニュースのように出資後や上場後の大規模テレビCM

と言うように各種媒体を活用した広告宣伝を行ってきました。

一方、一度話題になったり、効率的だという話題が上ると、各社が集うことにより、一気に効果が出なくなってしまうという弊害も発生している部分はあると思われます。

その中で、人通りが多い場所に出店し、話題を喚起するようなイベントを開催したり、本質的な価値を体験していただくことで、製品やサービスを浸透させることがこれからのインターネットサービス事業者に求められているのかもしれません。

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