【訂正あり】日本初!AIがエンジニア情報を収集・分析し、ヘッドハンティングできるAI転職サービスscouty(スカウティ)リリース

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株式会社scoutyは、日本初のAIでエンジニアをヘッドハンティングするscouty」(スカウティ)β版を2017年5月25日に開始しました。一般的な転職支援サービスとこれまでのエンジニアの転職支援についてまとめた上で、scouty(スカウティ)についてご紹介します。

【訂正20170601】
scouty共同創業者である二井雄大様より直々に記事誤りに対するご指摘を頂戴いたしました。
「日本初!エンジニアを勝手にヘッドハンティングするAI転職サービスscouty(スカウティ)リリース」と言うタイトルで記事を掲載しておりましたが、
「製品の仕様上、AIが「勝手に」ヘッドハンティングをすることは出来ません。全てのスカウトメールについて、AIが集めた情報を元に、企業の担当の方に実際に手で書いて頂く仕組みとなっております。」と言うご指摘を頂戴いたしました。
「【訂正あり】日本初!AIがエンジニア情報を収集・分析し、ヘッドハンティングできるAI転職サービスscouty(スカウティ)リリース」と訂正させていただき、
お詫び申し上げます。

また、合わせて、【追記20170601】scouty(スカウティ)で人事は何ができるのかという項目を追加させていただきます。それではご紹介を開始します。

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現在の一般的転職支援サービスについて

一般の転職支援サービスであるリクルートエージェントやリクナビネクスト、マイナビエージェントなどがレッドオーシャン状態になっています。スカウトを受けようとすると、海外のSNSであるLinkedin(リンクドインではなくリンクトインです)や上場カウントダウンと言われるビズリーチなどに登録する必要がありました。なお、余談ですが、日本でリンクトインが充分活用されている話を聞いたことはなく、海外のヘッドハンターや、一部の日本のエージェントが息を潜めて獲物を狙っている状態と認識しています。

これまでのエンジニア転職支援サービスについて

一方エンジニア採用に関しては通常のエージェントでも対応可能でありつつ、エージェント側のシステムに関する知識が十分でない場合も多く、技術レベルを踏まえた転職活動を行う上で難しさがありました。
解決策としては株式会社リクルートキャリアの分社化前の株式会社リクルートが2012年6月18日にリリースした企業ごとのプログラミングテストによって転職活動を行うcodeIQや、2012年2月に株式会社スタートアップパートナーズとして創業し、名称変更したギノ株式会社が2013年7月にプレリリースした、共通プログラミングテストによって転職活動を行うpaizaにより、プログラミングテストを受験して転職するという新しいスタイルが誕生しています。

ここまでにご紹介したエージェントサイト、スカウトサイト、オファーサイトに関しては全てエンジニア側の自発的な登録が必要でした。

scouty(スカウティ)はAIで何をするのか

今回プレスリリースを紹介したスカウティは、事前の登録が不要であり、使うスカウティが用意したクローラーによってgithubやfacebook、Qiitaなど、エンジニアがオープンに公開しているメールアドレスや個人情報を取得し、ダイレクトにヘッドハンティングを送ることができるシステムとなっています。特にgithubについてはエンジニアが会社の業務として、あるいは個人のサービス開発において作成したソースコードを一般公開しているものもあり、それらを解析することによってそのエンジニアのスキルがいかほとかと言う事を解析することが可能になっていくと考えられる。クロールする中でPHPや、railsなど、プログラミング言語別に分類しながらデータベース化しているため、企業側は必要としているエンジニアのスキルに合わせてヘッドハンティングを行うことが出来るようになる。
これまでAIを活用したヘッドハンティングサービスの展開事例は見当たらなかったが、エンジニアに特化することによってより簡便にサービス展開を開始することができるようになったと考えられる。
過去の成約データを元にして企業のカルチャーに合った人材を見つけることができるようになるとのことなのでこれまで以上に企業にマッチしたユーザを採用することができるようになり、人材の勤続年数の長期化する事になるかもしれない。

【追記20170601】scouty(スカウティ)で人事は何ができるのか

企業情報とエンジニア情報をオープンデータから収集し、スカウティAIが解析を行ってくれるため、そのエンジニアが採用側の企業規模と同じような組織で働いていた経験があるかどうか、採用側の企業と同様の業界で働いていたことがあるかどうか、採用したい特定の技術(ディープラーニングや顔認識、音声認識、画像検索、リアルタイム翻訳などに使われるTensorFlow(テンソルフロー)などに記事投稿など)に言及したことがあるかどうかなどの条件でマッチングを図っています。その条件は管理画面上で明示されるため、納得感を持って理由を明示したヘッドハンティングが可能になります。さらには機械学習や自然言語処理といった人工知能を活用することにより、転職しそうな時期を予測するため、継続的なアプローチやポイントを絞ったアプローチも可能になります。
技術力、ビジネス力、ネット上の影響力をネット上のアウトプットや経歴から5点満点の数値で可視化しているため候補者選定が容易に行えるようになるとのことです。

scouty(スカウティ)への出資

2017年2月にInfinity Venture Partnersや株式会社Candle 代表取締役 金 靖征氏、他 個人投資家1名を引受先とした第三者割当増資により、総額約1億円の資金調達をもとにしてエンジニア採用を活発に行っていると言う。自社サービスを使った採用であれば費用はかからないはずだが果たしてどのようにエンジニアを獲得するのだろうか。

scoutyの運営メンバー

代表取締役 島田寛基さん、共同創業者 二井雄大さん、リードエンジニア伊藤勝梧さんが運営チームとなっており、3人とも京都大学出身のメンバーで固めている。公式サイトのプロフィールによると、島田寛基さんはエディンバラ大学院で人工知能修士を取得、伊藤勝梧さんも人工知能の専攻となっている。さらに、伊藤勝梧さんはクラウドソーシングの受注履歴からスキル判定を行う研究実績もあるとの記述も公式サイトに書かれており、その技術も本会の返信や転職をAIで推進するシステムのノウハウ構築に役立っている可能性があるとも考えられます。
ハイスペックな創業メンバーは、自らの知能超える人工知能で人材業界のこれまでの業界の常識を覆すことができるのか非常に楽しみです。

すでにヘッドハンティングが届いたエンジニアの反応

すでにサービスは稼働しているようで、ツイッター上には、ヘッドハンティングが届いたという声も見つけることができました。これまでのよくあるエセヘッドハンティングサービスとは異なり、内容にまで言及してヘッドハンティングを行っているようで、好感を持たれているようです。

しかし、一部のユーザーからすると、スパムのように感じる場合もあるようで、転職意向を踏まえたヘッドハンティングをいかに行って行けるかに課題が残っているようです。

出典:
公式サイト
プレスリリース

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