AI「あい」の愛に癒される オウケイウェイヴが人工知能チャットボット対象を拡大

オウケイウェイヴ様から人工知能チャットボットのプレスリリースが届きましたので、いろいろ試しに使ってみました！まずはプレスリリースの要約を紹介し、その後詳しく返答内容などをお伝えしていきます。

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AIエージェント『あい』プレスリリース

Q&Aサイト「OKWAVE」を運営する株式会社オウケイウェイヴは、人間のように情報を知識化し、最適な答えを見つけて提示するAIエージェント『あい』をあらゆる質問に感情豊かに回答できるように進化させました。2016年11月から「美容・健康」「プリンター・スキャナー」の質問に限定して回答してきましたが、ジャンルを限定しないようになりました。3,500万件以上のQ&Aを分析し感情豊かに回答し、未知の言葉については独自開発した機械学習エンジンにより、質問者に聞き返しをおこないます。
ここら辺は後ほどの実践でお伝えします。

同様の機能をOKWAVE AI Knowledgeに提供することにより、お問い合わせへの最適な自動応答など、ユーザーサポート領域でのすることでマネタイズを図っていく。

出典：プレスリリース

AIエージェント『あい』の応答内容は？

さて、どの程度の精度なのか試していきます。
過去にも聞かれてそうな質問にはすんなり回答を返してくれました。

ちょっと難しい内容へとすすめます。
やはり回答が難しいようで、求めた回答が返ってこないことも。

おそらく「辛い」に反応したのではないでしょうか？

経験がない質問にもある程度推測をしながら過去の回答を探してくれます。

なんども役立たないと送り続けると、諦めて、オウケイウェイヴで質問するように促されます。

なんだか切ない…

嫌と答えると、なにやら悲しげです。。「ごめん、あい。」

デマ医療サイトwelqで、問題になった、「死にたい」と投げかけてみます。DeNAのウェルクであれば、転職を勧めてマネタイズしていく質問です。

優しい言葉を返してくれました。ほっこりしますね。でもシビアな「自殺」というような言葉はフィルタリングされているようで、致命的な回答はしないようになっています。

最後に、「愛してる」「大好き」とささやいてみます。

なんともツンデレ感がありますが、こういう言葉は二次元ではなく三次元の人間に伝えたほうがよいのかも？

出典：人工知能「あい」

まとめ

これまで、大手銀行のヘルプページなどの拡張に一役を買ってきたオウケイウェイヴですが、これから、自由な質問を受けとめて、回答をしていくことによって、相談エージェントとして、成長していくのでしょう。
このAIは、概念、問題推定、感性、聞き返し、応答、機械学習という複合的や仕組みによって作られている人工知能です。また、人工知能においては回答を考える上で参考にする教師データが重要になりますが、オウケイウェイヴには3500万件のQ&Aが蓄積されています。何かに悩んだ際に人間が答えた内容がある事は大きな強みとなります。
人工知能は、過去の情報をさがしたり、分類して推測することが得意ですが、過去の情報がない中で、まったくのゼロから自らで答えを生み出す人工知能というのは聞いたことがありません。その意味でオウケイウェイヴが人工知能を深堀していくのは不思議なことではありません。
同様に大量データが集まるヤフーは投資の予測を行う投資信託を、カカクコムはクレディセゾンやデジタルガレージと研究開発を進めています。今後の巨大IT企業の主戦場はAI市場へ。働かなくてもよくなる時代は来るのでしょうか？